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ファイナンシャルプラン設計事務所<ファイナンシャルプランナーの家計相談・家計見直し相談>

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家計相談「年収700万円、晩婚・高齢出産に潜む老後破綻を防げ」

<ファイナンシャルプランナーによる家計相談>

Q 晩婚の高齢出産で、老後の家計は大丈夫?

薬品卸会社で働く賢二さん(45歳)は、課長代理として出入りしていた薬局で派遣事務員であった智子さん(43歳)と趣味の食べ歩きで意気投合。2年間の交際期間を経て、1年前におめでた婚でゴールイン。賢二さん曰く「長女の誕生は私たち晩婚カップルの背中を押してくれました」とのこと。
今回は半年前にお子さんが誕生したことなどから、家計診断、ライフプラン策定のご相談にお越しになりました。具体的には①マイホームの購入、②教育資金の積み立て、③老後資金のプランニングについて、当社ファイナンシャルプランナーとじっくりご相談いただきました。

<家計状況・ライフプラン>
家族構成 夫(45)、妻(43)、長女(6ヶ月)
世帯年収 夫710万円(額面)、妻は出産を機に専業主婦
預金残高 夫700万円、妻70万円

現在の住居 賃貸マンション10.5万円(新築マンション4400万円の物件を検討中)

※ご相談者さまは仮名です。ご本人が特定されないために一部修正しています。


<一見すると適正水準の住宅ローン>
賢二さんの年収は710万円あり、購入希望の新築マンションは4400万円(住宅ローン3900万円、残金・諸費用は自己資金で充当)であり、年収倍率5.5倍、返済比率22.6%となり、一見すると極めて適正な水準です。実際、向こう10年間は賢二さんが独身時代から所有しているマイカーを買い換える予定年を除き、貯金もできますし、生活にゆとりがあります。


<お子さんの教育費が増え始める頃から、収支悪化のおそれ>
賢二さんの勤務先は55歳で役職定年となり、給料総額の3割ダウンが見込まれ、年収は約500万円となります。さらに60歳の定年を迎えてからは、継続雇用制度の適用となり、年収は約350万円となる見込みです。
ちょうど賢二さんが60歳を迎える年、一人っ子の長女が私立高校に進学するタイミングとなります。退職金で当面の間は資金繰りがつくものの、住宅ローンと教育費の負担が家計に重く乗りかかります。最終的に賢二さん70歳時点での資金不足額は約1800万円となり、不動産担保ローン等に手をつけると、高い金利負担で更に窮地に追い込まれる可能性があります。

<家計の収入と支出のシミュレーション>
年収700万円の家計支出シミュレーション(現行プラン)


<家計支出の内訳>
年収700万円の家計内訳シミュレーション(現行プラン)


<晩婚夫婦の最大のリスクは、出費が人生後半に集中すること>
晩婚夫婦にとっての最大のリスクは、人生の二大支出である「住宅購入」資金と「教育」資金が人生後半に一気に圧しかかることです。そのため、老後の虎の子である退職金も瞬間蒸発し、賢二さんのように老後資金を準備することが出来なくなる可能性があります。尚、賢二さんは退職金として手取り1800万円程度が見込まれますが、老後資金の準備どころか、住宅ローンの残債と教育費に虎の子の全額を吸い取られてしまいます。

<家計のキャッシュフローのシミュレーション>
年収700万円の家計キャッシュフローのシミュレーション(現行プラン)


<2つの見直しポイントで、老後資金は大きく改善!>
シミュレーション結果を見て愕然とする賢二ご夫婦でしたが、担当ファイナンシャルプランナーから2つの見直しポイントを提案。その結果、老後資金の見違えるほどの収支改善を図ることが出来ました。

見直しポイント① 購入マンションの見直し
ご夫婦は4400万円の新築マンションの購入を検討されていましたが、担当FPから購入予定金額の低減を提案。その結果、検討中であった新築物件より駅に近く、間取りも十分な築6年の中古マンション3500万円へ検討物件を変更されました。新築マンションは都心等の限られた人気エリアを除き、購入後の価格下落の足が早いことから、中古マンションの方が断然お得な買い物になるケースが多くあります。

見直しポイント② 家計のリストラを実施
今回の家計リストラは劇的な変化ではないものの(その分リストラに伴う苦痛も少なくなります)、長い目ででみると非常に効果的な「貯蓄術」(セービング)にもなります。賢二さんご夫婦では、保険や通信費の見直し等の小さな積み上げで月平均の生活費を37.3万円から33.5万円までスリム化しました。なお、お子さんの教育プランには一切、手をつけることなく家計のスリム化をプランニングしました。


<「貧乏老後」から「安心老後」にチェンジ>
人生は「選択」の連続とも言われます。ご相談後のアンケートでは、賢二さんご夫婦は「相談する前に新築マンションを買っていたら、貧乏な老後生活になるところでした」との感想をお寄せいただきました。
今回のシミュレーションでは、既定路線を選択していたら、老後の資金不足額は2200万円以上になるところでしたが、上記2つの見直しポイントにより1000万円前後の資金余剰を確保することが出来る見込みです。
今回はご主人の賢二さんと奥さまの智子さん、かわいい赤ちゃんが一緒にお見えになりました。晩婚カップルの方に限らず、住宅購入など大きな買い物をされる前に熟練の当社ファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けられてはいかがでしょうか。

<家計のキャッシュフローのシミュレーション(見直し後)>
年収700万円の家計のキャッシュフローのシミュレーション(改善見直し後)


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